鋼構造論文 令和5年度問題の要点 Ⅲ-2(業務の効率化 要点・留意点 4)
(3)前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
想定される懸念事項は以下のようなものが挙げられます。
・技術の空洞化(データや既存図面等に頼り内容を理解しない)
・Dx化推進のためのコスト増
技術の空洞化に対してはAI等を用いた検証システムの開発、実戦的な技術者教育の充実などが考えられます。
コスト増に対しては業界としてのシステム刷新に向けた取り組みによる共有化などでのコスト削減や、産官による積算体系の見直し等が考えられます。
記述は「例えば、AIを用いた検証システムにより実践的な教育を行うプログラムを業務に組み込む」などの具体性もたせたものがいいでしょう。
以上効率化に関する論文の要点をまとめました。
論文は自分で考え、書くことにより、言い回しや言葉の選び方などが覚えられます。逆に頭で考えただけ、人の論文を読んだだけでは書きたいフレーズが思いつかなかったり、言い回しが出てこなかったりします。ある程度時間をかけて自分なりに言葉を紡ぐことでそれらのことも身につきます。ぜひ自分で考えて、悩んで書いてみてください。
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*文章の無駄難転用を禁じます。
以上